
汚泥濃度が変動しても、運転設定変更は不要です!
下水処理場(新潟県)様
- 汚泥脱水機
- 下水処理場
- ランニングコスト削減
- 濃度変動対応制御
- 脱水機更新
- 下水処理場(新潟県)様
抱えていた問題点
こちらの下水処理場では、既設遠心脱水機の老朽化に伴い脱水機の更新を計画されていました。新しい脱水機には、遠心脱水機よりもランニングコストを抑えられること、また、季節的な汚泥性状の変動が既設脱水機の脱水ケーキ含水率に大きな影響を与えているため、汚泥性状の変動があっても安定した脱水性能を維持できることの2点が求められていました。
アムコンの解決策
既設脱水機の性能に影響が出る夏季に汚泥脱水機ヴァルート™でお客様のご要望を十分に満たすことができるのか、まずは下水処理場にて実機による性能検証実験を行いました。実験の結果、お客様には安心して採用いただける性能が実証でき、ヴァルート™DWシリーズを導入いただきました。
DWシリーズ導入後
①濃度変動に対応し、安定した汚泥処理を実現
週5日平日のみ汚泥脱水機を稼働しており、週末発生する余剰汚泥は貯留槽に貯めていました。週明け脱水機を稼働する際には濃度が不安定な貯留槽の汚泥が脱水機へ投入されることになります。DWシリーズの濃度変動対応制御により、汚泥濃度が変動しても、都度、運転設定を変更することなく含水率、濾過速度を一定とする運転を行うことができます。
②省エネを実現
高速回転体を持つ遠心脱水機に比べヴァルート™の電力消費は非常に少なく、大幅な電気代の削減につながりました。
③濃縮槽の運転コスト削減
ヴァルート™は濃縮と脱水の2つの工程を1つの濾過体で処理する一体構造のため、低濃度汚泥でも濃縮せずに、OD反応槽から直接ヴァルート™に投入することができます。今回のヴァルート™の導入によりOD反応槽からの直接脱水に切り替えたため、従来使用していた濃縮槽の稼働を止めることができ、ここで発生していた電気代やメンテナンス費用などの運転コストを削減することができました。



お客様の声
「1日の始まりに自動スイッチを押し、夕方になったら切るだけ。自動制御で手離れもよく運転管理が楽になった。」とのお言葉いただきました。
(脱水機内のタイマー設定による完全無人運転も可能です。)