集落排水施設向け
汚泥の地産地消を実現

水処理・汚泥処理製品

汚泥脱水発酵システム デルコンポ DCシリーズ

1000~3000人槽対象の集落排水施設向けシステムで、含水率約99%の汚泥を含水率約40%の発酵汚泥にして排出します。水分調整のためのおがくずや稲わらなどの副資材を使用せずに、汚泥のみで発酵するため非常に経済的です。

製品紹介画像

特長ADVANTAGES

汚泥の地産地消

1996年、当社は業界に先駆け、省スペース・低コスト・高性能を実現したデルコンポの販売を開始しました。汚泥脱水機・乾燥機・発酵槽など必要な設備をすべてユニット化しており、処理場面積が限られている集落排水施設にも最適です。産業廃棄物として費用をかけて捨てられていた汚泥を汚泥肥料※として活用することで、汚泥処分費ゼロ「汚泥の地産地消」を実現します。発売以来、多くの農業・漁業集落排水施設にご採用いただいています。
※発酵汚泥を肥料として使用するには、各自治体への肥料登録が必要です。

発酵汚泥の肥料効果

発酵汚泥は、肥料や土壌改良剤として農地や緑地に利用できます。

土壌の改善

土壌に有機質を供給することによって、土が団粒構造になるため、空気や水分の供給を適切に行うことができます。その結果、土がやわらかくなり、根の伸長が妨害されにくくなります。
また、有機質はイオン交換能をもつため、有効成分の流失防止、pHの緩衝作用など、植物生育に適した化学的性質を与え、安定した土壌を作ります。

遅効性養分の効用

発酵汚泥中の有機物から少しずつ成分が溶け出すため、効率的に土壌に養分を供給することができます。

土壌病害の軽減

発酵汚泥中の有機微生物が病害虫菌の発生を抑制します。

衛生的で取り扱いやすい発酵汚泥

約70℃の高温で発酵させることから、寄生虫や有害微生物の殺滅ができ、衛生的な発酵汚泥を得られます。また、発酵汚泥はペレット状で排出されるので、粉塵が舞うことなく安心して取り扱うことができます。安定した発酵汚泥の状態で貯留されるため、水分の高い脱水ケーキを貯留する場合と異なり、腐敗臭もカビも発生しにくく、施設を衛生的に保つことができます。

処理プロセスPROCESS FLOW

  1. 01

    汚泥投入

    含水率99%の汚泥を汚泥脱水機に投入します。
  2. 02

    脱水ケーキ排出

    汚泥脱水機から排出された含水率83%の脱水ケーキは連続的に乾燥機に投入されます。
  3. 03

    乾燥機

    乾燥機のドラム内の温度は約100℃になるようコントロールされ、汚泥を発酵に適した水分に調整します。
  4. 04

    発酵槽

    発酵槽内は約70℃になるようコントロールされ、撹拌翼で汚泥に十分に空気を含ませ発酵を促進します。
  5. 05

    ペレット

    3週間かけて発酵した含水率40%の発酵汚泥は取り扱いやすいペレット状に形成、排出されます。

RENTAL

汚泥脱水機のレンタル

「希望通りに脱水できるのだろうか?」「運転方法は難しくないだろうか?」
購入前の不安解消のほか、既設脱水機のオーバーホール期間や排水処理設備の工事期間中などに代替機としてご利用いただけます。

製品導入までの流れFLOW FOR PRODUCT INSTALLATION

流れ
まずはお気軽にご相談ください。どのような汚泥を処理するのか、処理方式、汚泥量、運転時間など諸条件をお伺いし、お客様の汚泥やお悩みごとに合った最適な機種を選定いたします。サンプルテストでは、薬品添加量、発酵汚泥の推定含水率などをシミュレーションいたします。仕様や付帯設備などの決定後、製造いたします。お客様の排水処理施設で当社営業マンまたはサービスエンジニアが運転調整を行い、操作方法などをご確認いただいてからお引渡しとなります。
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