アニオン |
陰イオンのこと。 |
|---|---|
アニオンポリマー |
アニオン系の高分子凝集剤=陰イオン系の高分子凝集剤。 |
アミン(類) |
アンモニアの水素原子を炭化水素残基Rで置換した化合物であって、置換された炭化水素残基の数によって第1アミン、第2アミン、第3アミンの3種がある。悪臭物質のトリメチルアミン[(CH3)3N]は脂肪族第3アミンに属する。 |
アンモニア |
し尿臭、刺激臭のある物質で、化学式はNH3↑、常温で気体。代表的な悪臭物質で水によく溶ける。工業的に窒素(N2)と水素(H2)から合成され、化学肥料、合成繊維、染料などの原料となり、また、天然には生体やその排泄物などの分解、腐敗によって発生する。 |
一般廃棄物 |
産業廃棄物以外の廃棄物。家庭からのゴミ(生活系ゴミ)と事業所等からのゴミ(事業系ゴミ)に大別され、自治体ごとに分別基準が選定されている。 |
塩化第二鉄 |
化学式FeCl3 で塩鉄と略すことが多い。国際基準(IUPAC命名法)では塩化鉄(Ⅲ)と表記する。無機凝集剤として使用される。金属類、コンクリートを腐食する腐食性物質(SUS304なども短時間で腐食させてしまう。)。目、皮膚、粘膜と接触し、炎症を起こす。吸入した場合、呼吸器系に炎症を起こし、呼吸困難になることがある。河川等に流出すると水質汚染、魚類に有毒であり、無処理のまま環境に放出してはならない。 |
汚泥 |
一般には、水中の浮遊物質が沈殿または浮上して泥状になったものをいい、工場排水、や下水、浄水などの水処理施設の沈殿槽などで水から分離された汚濁物が泥状化したものや、河川や湖沼の水底に沈殿している底質などがある。これらの微細な固形物と水との混合物である汚泥は、もっともありふれた産業廃棄物。 |
汚泥脱水機 |
生活排水や工場廃水などを浄化した際に発生した汚泥と呼ばれるスラリー状の固形分と水分とが混じった汚泥水を、固液分離する機械である。主な方式として、多重円板外胴型スクリュープレス式、ベルトプレス式、遠心式、スクリュープレス式、多重円板式、ロータリーフィルタープレス式、フィルタープレス式、薄膜乾燥式、がある。 |
加圧浮上処理 |
圧力をかけて空気を水に溶解させ、減圧することで発生する微細な気泡に水中の固形物等を付着させ、その浮力で固形物を強制的に浮上させる処理方法。 |
|---|---|
回転円板法 |
汚水の微生物処理法の1つ。回転する円板の一部を汚水に、他方を外気に触れさせることによって、円板の表面に微生物の膜を作り、汚水の有機物を分解させる方法。活性汚泥法(浮遊型生物処理法)と大別される生物膜法(固着型生物処理法)に分類される。 |
カチオン |
陽イオンのこと。 |
カチオンポリマ- |
カチオン系の高分子凝集剤=陽イオン系の高分子凝集剤。 |
活性汚泥 |
多数の好気性微生物や有機・無機性の浮遊物質などからなるゼラチン状のフロックで、排水中に含まれる有機物を取込んで酸化する能力、また凝集して沈降分離する能力を持つ細胞が存在する。 |
活性汚泥法 |
活性汚泥を汚水中に分散し、汚泥中の微生物の働きにより有機物を除去する処理技術。活性汚泥法(浮遊型生物処理法)は1910年代に下水処理を目的として開発された。 |
環境アセスメント |
道路やダム事業など、環境に著しい影響を及ぼす恐れのある行為について、事前に環境への影響を十分調査、予測、評価して、その結果を公表することで、地域住民等の関係者の意見を取り入れながら、環境配慮を行う手続を総称して環境アセスメントという。 |
含水率(%) |
物質に含まれる水分。汚泥などでは含水率の水以外のものはTSという。 |
凝集沈殿法 |
汚水に無機凝集剤(PACやバンド)や高分子凝集剤を添加し、浮遊物質の径を大きくすることで沈降速度を速め、浮遊物質と上澄みを分離する方法。 |
グリストラップ |
油脂分離阻集器のこと。業務用の厨房にはグリストラップの設置が義務づけられている。排水に含まれる油脂や生ゴミなどの汚濁物質を分離収集して一時留めておくことにより、これらが直接下水道に流出するのを防ぐ機能を果たしている。 |
嫌気(性)(けんき) |
酸素がない/必要としない状態。嫌気状態、嫌気性菌(酸素がなくても育つ微生物) |
嫌気性発酵 |
酸素のほとんどないところでも生育できる細菌などの微生物の働きによって、高分子の有機物が低分子の有機酸に分解(酸発酵)され、さらに引続いて、メタンガスと二酸化炭素・水素などに分解(メタン発酵)されることをいう。メタン発酵に係わるのは、メタン生成細菌であり、湖沼・内湾などの底泥における堆積有機物の分解や下水汚泥の嫌気性消化が例として挙げられる。 |
好気(性)(こうき) |
酸素がある/必要とする 状態。好気性菌(酸素のあるところでよく育つ微生物) |
好気性発酵 |
空気(酸素)のある状態で活動する微生物の働きで有機物を分解させること。 |
公共下水道 |
主として市街地における下水を排除し、又は処理するために地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場を有するもの又は流域下水道に接続するものであり、かつ汚水を排除すべき排水施設の相当部分が暗渠である構造のものをいう。 |
高度処理 |
有機物除去を目的とした通常の二次処理で得られる水質より良い水質を得る必要があるときに行う高度な処理のことで、導入目的により処理方式が異なる。 |
コミュニティプラント |
厚生労働省管轄の集中浄化槽のこと。大規模宅地開発により汚水処理を一括して行う施設のことで、これにより、各宅地に浄化槽はいらなくなる。また、公共下水道が整備されたときには、浄化槽の流入口を下水道に接続するだけで、利用可能になる利点がある。 |
混合生汚泥 |
最初沈殿池で分離した固形物である生汚泥と活性汚泥で増殖した余剰汚泥を混合したもので、標準活性汚泥法の脱水対象汚泥である。 |
コンポスト |
生ごみや下水汚泥、浄化槽汚泥、家畜の糞尿、農作物廃棄物などの有機物を、微生物の働きによって醗酵分解させ堆肥にしたものをいう。 |
最終沈殿池 |
反応タンクでの生物処理により発生する汚泥を沈ませて処理水と分離するための施設。上澄み水は消毒して、川や海に放流する。終沈と略される。二次沈殿池ともいう。 |
|---|---|
最初沈殿池 |
生物処理(二次処理)にかかる負担を軽減するための予備処理を行うことを目的とし、下水中の有機物を主体とする比重の大きい砂や固形分を沈ませる(一次処理と呼ばれる)ための施設。初沈と略される。一次沈殿池ともいう。 |
散水濾床法 |
散水ろ床法は間欠的または連続的に下水あるいは工場廃水をろ過材表面に散布し、ろ過材表面に形成された生物膜と接触反応させる固定床(微生物が固定された状態)による処理法である。 ろ過材はφ35~100mmの砕石または砂利を用いる。散水方式には固定式と可動式の2形式がある。 |
産業廃棄物 |
事業活動に伴って生ずる廃棄物のことで、燃え殻、汚泥、廃油・廃酸・廃アルカリなど計20種類の廃棄物。 |
し尿処理場 |
厚生労働省管轄の、浄化槽から出た余剰汚泥と汲み取り式便所より出るし尿を処理する処理場。 |
集合処理 |
汚水処理方式は、下水道のように複数戸からの汚水を管渠で集約的に処理する「集合処理」と、個々の発生源ごとに(敷地内で)処理した処理水を放流する「個別処理」に大別することができる。前者は下水道や農業集落配水施設による処理が該当し、後者については合併処理浄化槽が該当する。 |
重力濃縮 |
汚泥を槽に流し込んで静かに放置しておき、浮遊物質が沈むのを待ってその沈殿物を回収する方法。汚泥粒子と水との密度差を利用して、粒子の自由沈降により固液分離を行い、重力で濃縮する方法。 |
浄化槽 |
水洗トイレ汚水(し尿)と、台所や風呂、洗濯などの生活雑排水を、微生物の働きにより浄化処理する装置。処理水は終末処理下水道以外に放流される。市町村の設置する「し尿処理施設」は含まない。 |
食品リサイクル法 |
食品製造工程から出る材料くずや売れ残った食品、食べ残しなどの「食品廃棄物」を減らし、リサイクルを進めるため、生産者や販売者などに食品廃棄物の減量・リサイクルを義務付けた法律。2000年制定。農林水産省・環境省所管。 |
水質汚濁防止法 |
公共用水域に排出される水の保全に関する法律(1958)及び工場排等の規制に関する法律(1958)の旧水質二法を廃止して、1970年に制定された。環境省所管。 |
スカム |
嫌気ろ床槽や沈殿槽等の水面に浮上した固形物。あまり多い場合は処理がうまくいっていない可能性が高いと考えられる。放線菌の増殖により発生し、これを放置しておくとさらに増殖し厚い堆積層を形成する。放線菌は増殖速度の遅い好気性微生物であるので、嫌気・好気運転や間欠曝気によりASRTが短くなるように水処理の運転を行う。 |
スクリーン |
処理場などで、水処理前に水中のごみやしさなどの固形物を除去するための掻き取り機器。 |
砂ろ過 |
砂の層からなるフィルター。多層ろ過の場合にはろ過する流体の上流側に粗い粒子あるいは密度の小さい粒子を充填する。懸濁物除去方法。懸濁粒子がろ過される機構としては機械的なふるい分け作用のほかに凝集作用が大きいと考えられており、凝集性のないコロイド粒子は砂ろ過ではほとんど除去できない。 |
生活排水 |
水質汚濁防止法(1970)によれば、便所、台所、風呂、洗濯および炊事等の家庭生活を営む上で排出される汚水のことで、公共用水域に排出されるもののうち産業排水を除いたもの。生活排水の中でし尿を除いたものを生活雑排水という。排水中の窒素やリンによる富栄養化など水質汚濁の原因として生活排水の寄与が大きくなり、生活雑排水を未処理で放流する単独処理浄化槽に替わって、下水処理施設の完備や合併浄化槽の普及が望まれる。 |
生物処理 |
汚水中の有機物を微生物に取りこませることで浄化する処理方法。汚水中に空気を吹き込み凝集性のある微生物のフロック(活性汚泥)を生じさせこれを水中に浮遊させた状態で用いる浮遊型処理方法(活性汚泥法)と、微生物を砕石や板などに付着させた状態で利用する固着型生物処理方法(生物膜法)とに大別される。 |
生物膜(法) |
ある器物の表面に微生物を付着させた状態。 |
ゼロエミッション |
あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム。1994年に国連大学が提唱した考え方。狭義には、生産活動から出る廃棄物のうち最終処分(埋め立て処分)する量をゼロにすること。具体的には、生産工程での歩留まり(原材料に対する製品の比率)を上げて廃棄物の発生量を減らしたり、廃棄物を徹底的にリサイクルする。国内では、環境管理の国際規格ISO14001の普及や埋め立て処分費用の上昇とあいまって、工場のゼロエミッションに取り組む企業が増えている。 |
脱水ケーキ |
汚泥や水中混濁物質等を脱水機にかけて水分を除去した後に残った物質。 |
|---|---|
脱リン |
水域の富栄養塩化を防ぐために、排水中の各種状態のリン化合物(主に無機または有機リン酸塩)を除去することを脱リンという。除去法として生物学的方法と物理化学的方法とがある。物理的方法として、アルミニウム塩、鉄塩、カルシウム塩等の凝集剤を加えてリンを不溶性の塩として沈殿除去する凝集沈殿法等がある。生物学的方法としては、A2O法やAO法(A2O法、AO法参照)などで過剰にリンを吸収した汚泥を系外に取り出す方法が近年では用いられている。 |
中水(ちゅうすい) |
雨水や排水を再生処理してトイレや散水に利用する水のリサイクルシステム。節水技術によって、限りある水資源を活かす。上水と下水の中間に位置することから中水といわれている。中水はトイレ洗浄水、冷却用水、河川や用水路、淡水湖補給水、植栽散水用水、庭への散水として再利用される。下水処理によりきれいになった再生水は、都市内に存在する貴重な水資源となる。 |
特定環境保全下水道 |
特別環境地域下水道とは、自然公園区域内の水質保全のための自然保護下水道と、生活環境改善のための農山漁村下水道を総称していう。 |
生汚泥 |
最初沈殿池で沈殿した汚泥。処理は全くされていない。 |
|---|---|
二次処理水 |
活性汚泥法などの生物処理を行なった上澄み水を二次処理水という。(二次処理水を凝集沈殿、砂濾過、活性炭吸着などを行なった処理水を三次処理水といい、中水として利用する場合がある。中水の項参照) |
ノニオン |
非イオン性。 |
ノニオンポリマー |
陽イオンや陰イオンなどのイオンを持たない高分子凝集剤。 |
廃棄物処理法 |
廃棄物の定義や処理責任の所在、処理方法・処理施設・処理業の基準などを定めた法律。環境省所管。 |
|---|---|
曝気(ばっき) |
生物処理で、微生物が有機物を分解するのに必要な酸素を供給するために空気(酸素)を吹き込んで攪拌すること。 |
曝気槽(ばっきそう) |
活性汚泥と下水を混合し、空気(酸素)を吹き込んでエアレーションをすることで、下水中の有機物を微生物に分解させるための施設。 |
バルキング |
活性汚泥の沈降性、圧密性が極度に低下し、活性汚泥と上澄水とが十分に分離できない状態のこと。下水中の溶解性有機物や硫化物が多い、汚泥処理施設からの返流負荷が大きい、過負荷または低DOレベルの運転、小規模処理場で流入変動が大きい場合に発生しやすい。原因は糸状性微生物の増殖によるものが多い。管路内の汚泥堆積および腐敗の防止、SRT(固形物滞留時間)の短縮、嫌気・好気法の採用、薬品処理、曝気槽への凝集剤添加などの対策を講じないと汚泥が越流して放流されてしまう。 |
標準活性汚泥法 |
活性汚泥法と呼ばれる下水を処理する方法の一つ。最初沈殿池、曝気槽、最終沈殿池から構成され、微生物を含んだ泥と下水が混合された曝気槽に空気を吹き込んで混合攪拌することにより、微生物が下水中の有機物を吸着・分解する働きを利用する方法。標準法ともいう。最初沈殿池で下水中の有機物を主とする比重の大きい固形物を除去し、曝気槽に後続する最終沈殿池で清澄な処理水と活性汚泥とを固液分離し、分離した汚泥は返送汚泥として曝気槽へ戻し、一部は余剰汚泥として引抜き処理・処分する。 |
返送汚泥 |
曝気槽内の活性汚泥濃度を一定に保つために、後続の沈殿槽の沈降汚泥を上流に戻す。この汚泥を返送汚泥という。返送汚泥の一部を余剰汚泥として系外に引抜き処理をする。 |
ポリ硫酸第二鉄 |
化学式は〔Fe2(OH)n(SO4)3-n/2〕m)であり、無機凝集剤として使用される。比重1.4以上。鉄、真鍮などの銅合金に対し、腐食性がある。配管、接続部分、保管容器は耐酸性材質のものを使用する。皮膚又は粘膜に付着すると、その箇所に炎症をおこすことがある。河川等に流出すると水質汚染、魚類に有毒であり、無処理のまま環境に放出してはならない。 |
ポリ塩化アルミニウム |
化学式は[Al2(OH)nCl6-n]m (但し 1≦n≦5、m≦10)であり、凝集沈殿法や加圧浮上法の無機凝集剤として使用される。皮膚に接触した場合、長時間放置するとかゆみを生じ、皮膚があれることがある。目に入った場合、薬傷を起こす場合がある。腐食性があり、鉄などの配管を侵す。希釈又はアルカリを添加してpHを上げると白濁する。次亜塩素酸ソーダと混合すると有毒な塩素ガスを発生する。廃棄する際は消石灰または炭酸ソーダなどで中和後、多量の水で希釈してから廃棄する。 |
ポリマー |
水処理や汚泥処理では高分子凝集剤のことを指す。 |
膜分離(法) |
微細な穴を持つ膜(menbrane)を通して水をろ過し、細菌のようなコロイド粒子大の固形物から溶解性の化合物に至るまでの不純物を除去する方法。極めてきれいな排水を得ることが可能だが、同時に高濃度の汚水(濃縮水)も発生する。 |
|---|---|
膜分離活性汚泥法 |
精密ろ過膜(MF膜)などを用いた汚水処理の方法で、生物処理反応槽の中に精密ろ過膜などを浸漬して減圧ろ過でろ過水を得る方式や膜を外置きして減圧ろ過でろ過水を得る方式がある。活性汚泥を高濃度に維持できるので生物反応槽をコンパクトにすることができる、処理水のSSは検出限界以下となるため沈殿槽が不要、病原性微生物も除去されるため簡単な殺菌処理を行えば処理水を雑用水などに再利用できるという特徴がある。下水道に対しては、反応槽が小さくでき沈殿槽が不要であることから省設置スペース、建設コスト低減が可能で、また処理水質が安定しておりSS流出の心配もないことから特に小規模の無人運転・巡回監視を行っている処理場に適している。 |
溶存酸素 |
溶存酸素とは水中に溶けている酸素のこと。水中に溶解できる酸素量は、大気圧が高いほど、水温が低いほど、溶存塩濃度が低いほど多くなる。環境水中の溶存酸素量は生態系に重大な影響を及ぼし、環境基準値としては水質類型に応じて7.5~2mg/Lの範囲である。水域における悪臭発生の限界は溶存酸素が2mg/L以下である。 |
|---|---|
余剰汚泥 |
曝気槽で下水を処理すると、微生物が有機物を取りこみ水は浄化されるが、微生物そのものは増殖する。増殖した結果、過剰な汚泥は引き抜いて廃棄をする。その余剰分の汚泥を言う。生汚泥に比べて水分が多く、有機分も75~85%と高く重力濃縮では含水率98~99%までが限度で難脱水性である。 |
ラグーン |
廃液を広い池に1日ないし数か月滞留させ、汚水の最大流量時のための流量調節をさせること、汚水をふつう沈澱法と同様に沈澱させること、底部の土質を多孔質にして脱水させること、薬剤処理液の反応を完結させること、汚水の生物による分解を行なわせること、自然蒸発を行なわせること等の多方面の目的に用いられる池のこと。 |
|---|---|
ラグーン法 |
汚水を池の中に数日から数十日といった長時間滞留させ、沈殿と微生物の力により浄化する排水処理の1種である。通常は自然の沼などを利用することから終末下水処理場などと比べ、建設費も安く、エネルギー消費も極めて少ない処理手法であるが、所要面積は大きくなる。 |
流域下水道 |
下水道により排除される下水を処理するため地方公共団体が管理する下水道で、市町村の枠を越え二つ以上の市町村の区域における下水を、広域的かつ効率的に排除するものをいう。 |
硫酸アルミニウム |
化学式は(Al2(SO4)3で凝集沈殿法や加圧浮上法の無機凝集剤として使用する。硫酸バンドともいう。 |
流量調整槽 |
スクリーンを通り大きな夾雑物が取り除かれた流入下水の流量を調整し、その後の最初沈殿池や生物反応槽への流入水量を一定に保つための施設。 |
両性高分子凝集剤 |
カチオン(陽イオン)とアニオン(陰イオン)を兼ね備えた高分子凝集剤をいう。 |
礫間接触曝気法 |
槽に礫を敷き詰め、そこに汚水を流し込みエアレーションをすることで、礫の表面に生物膜が発生し、その微生物によって汚水の有機物を浄化する方法。 |
A2O法 |
嫌気―無酸素―好気法。 |
|---|---|
AO法 |
嫌気好気活性汚泥法。活性汚泥微生物によるリン過剰摂取現象を利用して生物学的にリンを除去する高度処理方式。生物反応槽の前半部分を嫌気性に、後半部分を好気性にすると、嫌気槽ではリンの放出が、好気槽ではリンの摂取が行われ、活性汚泥が過剰にリンを吸収する。このリン過剰摂取活性汚泥を余剰汚泥として系外に排出する処理方法。 |
ASRT |
反応槽の好気性条件の部分における固形物滞留時間。OD法においては流入水量に応じて1日当たりの好気時間と引抜き汚泥量を制御することにより一定のASRTを確保し、好気:無酸素時間比が1:1程度にできる施設容量があれば窒素を85%以上除去できる。 |
BOD |
生物化学的酸素要求量 |
|---|
COD |
化学的酸素要求量 |
|---|
DO (Dissolved Oxygen) |
=溶存酸素 |
|---|
JARUS(じゃるす) |
㈳地域資源循環技術センター。 |
|---|---|
JS |
日本下水道事業団(Japan Sewage Works Agency)の略称。 |
LC50 |
半数致死濃度のこと。ガス体または水に溶解した状態の化学物質の急性毒性を表す指標として利用される。例えば、魚類急性毒性試験におけるLC50は、試験に用いられた魚類の50%が死亡する化学物質の溶液濃度を意味する。LC50が大きければ大きい程、急性毒性は低い。 |
|---|---|
LD50 |
半数致死量のこと。化学物質をラット、モルモット、などの実験動物に投与した場合に、投与した動物の50%が死亡する用量を体重当たりの量(mg/kg)として表したもの。化学物質の急性毒性の強さを表す指標として利用される。 |
MLSS |
活性汚泥懸濁(浮遊)物質(Mixed Liquor Suspended Solids) |
|---|
n-ヘキサン抽出物質 |
ヘキサン抽出物質を指す。(JISでヘキサン抽出物質に変更になっている。ノルヘキの略称は分析の際に溶媒としてノルマルヘキサンを使用することから一部で使用されている。) |
|---|
OD法 |
オキシデーションディッチ法 |
|---|
PAC(ぱっく) |
=ポリ塩化アルミニウム |
|---|---|
POD |
プレハブOD法。OD法をプレハブ建築のように組み立てて簡単に水処理施設が作れるようにしたこと。設計の省力化、工期短縮、品質向上などによる建設コスト縮減が可能である。 |
SRT |
固形物滞留時間。活性汚泥が反応槽に滞留する時間を表す指標。SRTが長いほど硝化が起こりやすく、また活性汚泥が長時間エアレーションを受けるため、余剰汚泥の発生量が少なくなる。 |
|---|---|
SS |
Suspended Solids(懸濁/浮遊物質)の略。 |
SV |
汚泥容量。1Lの活性汚泥をメスシリンダに取り、30分間沈降させ、汚泥部分の容積(mL)を読み、次式で算出したもので、汚泥の沈降性を表す。 |
SVI |
汚泥容量指標。活性汚泥の沈降性を示す指標。反応タンク内混合液を30分間静置した場合、1gの活性汚泥浮上浮遊物質が占める容積をmL数で示したもの。MLSSとSV30の関数で、50~150が標準である。この値が300以上になると最終沈殿池での汚泥海面が上昇し、活性汚泥流出が起こるだけでなく、汚泥の濃縮、脱水などへの悪影響も生じる。 |
T-N |
無機性窒素と有機性窒素の総量。無機性窒素にはアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素があり、有機性窒素はタンパク質、アミノ酸、ポリペプチド、尿素等があり、これらの総量をいう。窒素量で表す。窒素は、リンと並んで動植物の生育にとって必須の元素であり、このため肥料や排水などに含まれる窒素が海域や湖沼に流入すると、「富栄養化」の原因となる。湖沼、海域には全窒素という指標で環境基準が設定されているが、河川にはない。富栄養と貧栄養の限界値は0.15~0.20mg/L程度とされている。 |
|---|---|
T-P |
全リン(総リンともいう)はリン化合物全体のことで、無機態リンと有機態リンに分けられる。無機態リンはオルトリン酸態リンと重合リン酸に分けられ、有機態リンは粒子性有機態リンと溶解性有機態リンに分けられる。重合リン酸はリン酸が多数重合した形態でメタリン酸、ピロリン酸等で、人為的影響が強く、分解され最終的にはオルトリン酸態リン(PO4-P、正リン酸又は単にリン酸)になる。粒子性有機態リンは藻類などの体内に取込まれた状態で粒子として存在し、溶解性有機態リンは水に溶解している状態で存在する。全リンは河川には環境基準値がなく、湖沼・海域に定められている。富栄養化の目安としては、0.02mg/L程度とされている。 |
TS |
蒸発残留物(Total Solids) |
VTS (Volatile Total Solids) |
強熱減量。TSを600℃で強熱して、揮散する物質=有機物の量の目安。 |
|---|