
“もう1台”に選ばれた理由。産廃処分量の大幅削減と安定的な汚泥処理を実現
味の素株式会社 東海事業所
製造部原動係 片岡様(写真右)
工務部機械グループ 田中様(写真左)
- 汚泥脱水機
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- 産廃費削減
- 実機テスト・レンタル
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- 味の素株式会社 東海事業所
製造部原動係 片岡様(写真右)
工務部機械グループ 田中様(写真左) - https://www.ajinomoto.co.jp/
三重県四日市市に位置する味の素株式会社東海事業所様は、1962年の創業以来、「ほんだし®」などの風味調味料をはじめ、アミノ酸系甘味料、医薬品、化成品など多彩な製品を製造する大規模な生産拠点です。
2020年にはICTや自動化技術を活用した最新鋭の工場が新設され、調味料やサプリメントなどの製造・包装まで一貫して対応できる体制を整えられています。
地域との連携にも注力されており、工場見学や教育支援などを通じて地元との交流や情報発信にも積極的に取り組まれています。
導入前の課題:既存汚泥脱水機の限界と脱水性能の悪化
2022年度より、廃液組成の変化とBOD処理量の増加によって、既存の汚泥脱水設備では処理能力が限界に達していました。その影響で、以下のような課題が発生していました。
- 生産調整による廃液発生量の抑制・制限
- 廃液の産業廃棄物処分量の増加
- 脱水ケーキの含水率が上昇傾向で、難脱水の状況が長期化
これにより、産廃処分コストや作業工数の増大が負担となっていました。
こうした課題の解決に向け、味の素グループ様内で当社汚泥脱水機ヴァルート™を複数台導入していただいている実績を踏まえて、まずはレンタルによるテスト設置を行い、実運転での脱水性能や処理量を検証。結果として、想定通りの脱水能力増強が確認できたことから、本格導入が決定しました。
導入後の効果:安定稼働とコスト削減を両立
汚泥脱水機ヴァルート™の導入により、以下のような効果が得られました。
- 廃液発生量の抑制・制限のための生産調整が不要となり、計画通りの生産が可能に
- 廃液の産業廃棄物処分量が大幅に削減
- 脱水ケーキの含水率が安定し、処理効率が向上
設計能力値である200kg-DS/hの安定的な処理が可能であることもご確認いただくことができました。
ご担当者様の声
廃液処理プラントの運転・管理をご担当されている片岡様と田中様からは、次のようなお声をいただいています。
「セルフクリーニング機構のおかげで汚泥処理流量の低下が起きず、安定した処理量が確保できています。汚泥脱水機設置後の試運転や運転開始後の点検作業でも、速やかな対応とともに、安定稼働に向けたメンテナンスの提案もいただき、アフターサービスも含め非常に満足しています。」



ヴァルート™のろ過体は固定したリング(固定リング)と上下に動くリング(遊動リング)を交互に積層しており、リングのなかに汚泥の搬送と圧密を担うスクリューを1本通した構造となっています。スクリューが回転しながら遊動リングと接触することで遊動リングが動き、ろ過体の隙間を清掃するため、目詰まりを起こしません。

「汚泥処理能力をもっと高めたい」「既存設備だけでは不安…」といったお悩みはありませんか?
「実機で性能を確認してみたい」「この汚泥はヴァルート™で脱水できるだろうか?」などのご相談も大歓迎です。
アムコンでは、無料の汚泥サンプルテストも承っております。どうぞお気軽にご相談ください。
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