事例・お客様の声

水質検査・分析/各種環境分析
床下の水たまりの漏水分析で水種を特定し、原因究明に貢献
京都府 新築戸建て 不動産会社 様
- 個人宅
- 漏水検査
- 京都府 新築戸建て 不動産会社 様
お客様の課題
新築戸建て住宅の引き渡し後、建物の床下に水が溜まっているのが目視で確認されたとのことで、不動産会社様からご相談をいただきました。原因がまったく特定できず、水道水なのか、地下水や雨水なのか、あるいは生活排水や汚水なのかが判断できない状況で、早期の原因究明が求められていました。
アムコンからのご提案・解決策
漏水の原因となり得る水種を幅広く調べるため、以下の項目を含む総合的な分析を実施しました。
基本項目(一般的な漏水検査項目)
1)pH値
2)塩化物イオン
3)亜硝酸態窒素
4)硝酸態窒素
5)硫酸イオン
生活排水や汚水の可能性を確認する項目
6)大腸菌群数…汚水の可能性
7)TOC…有機物の量
8)ノルマルヘキサン抽出物質…油分、生活排水の可能性
9)陰イオン界面活性剤(洗剤の成分)…台所や浴室からの生活排水の可能性
分析結果と推定
分析結果から、水道水に近い性状が確認されました。また、ノルマルヘキサン抽出物質・陰イオン界面活性剤・大腸菌はいずれも検出されなかったことから、生活排水や汚水の可能性は低いと判断されました。TOC(有機物量)はやや高めでしたが、これは時間の経過とともに汚れた結果と考えられます。
以上の結果から、床下の基礎部分で水道水が滞留し、時間とともに汚れた水となった可能性が高いと判断しました。
本分析により、早期の原因究明と対応策の検討に貢献することができました。 水質検査によってその水に含まれる成分からその水の種類(雨水・地下水・水道水・生活系排水・汚水など)を推定することができます。詳細をお伺いし検査項目をご提案いたしますので、漏水でお困りのお客様はぜひアムコンにご相談ください。
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