特長ADVANTAGES
汚泥の地産地消
1996年、当社は業界に先駆け、省スペース・低コスト・高性能を実現したデルコンポの販売を開始しました。汚泥脱水機・乾燥機・発酵槽など必要な設備をすべてユニット化しており、処理場面積が限られている集落排水施設にも最適です。産業廃棄物として費用をかけて捨てられていた汚泥を汚泥肥料※として活用することで、汚泥処分費ゼロ「汚泥の地産地消」を実現します。発売以来、多くの農業・漁業集落排水施設にご採用いただいています。
※発酵汚泥を肥料として使用するには、各自治体への肥料登録が必要です。
発酵汚泥の肥料効果
発酵汚泥は、肥料や土壌改良剤として農地や緑地に利用できます。
土壌の改善
土壌に有機質を供給することによって、土が団粒構造になるため、空気や水分の供給を適切に行うことができます。その結果、土がやわらかくなり、根の伸長が妨害されにくくなります。
また、有機質はイオン交換能をもつため、有効成分の流失防止、pHの緩衝作用など、植物生育に適した化学的性質を与え、安定した土壌を作ります。
遅効性養分の効用
発酵汚泥中の有機物から少しずつ成分が溶け出すため、効率的に土壌に養分を供給することができます。
土壌病害の軽減
発酵汚泥中の有機微生物が病害虫菌の発生を抑制します。
衛生的で取り扱いやすい発酵汚泥
約70℃の高温で発酵させることから、寄生虫や有害微生物の殺滅ができ、衛生的な発酵汚泥を得られます。また、発酵汚泥はペレット状で排出されるので、粉塵が舞うことなく安心して取り扱うことができます。安定した発酵汚泥の状態で貯留されるため、水分の高い脱水ケーキを貯留する場合と異なり、腐敗臭もカビも発生しにくく、施設を衛生的に保つことができます。
処理プロセスPROCESS FLOW
-
01
汚泥投入
含水率99%の汚泥を汚泥脱水機に投入します。 -
02
脱水ケーキ排出
汚泥脱水機から排出された含水率83%の脱水ケーキは連続的に乾燥機に投入されます。 -
03
乾燥機
乾燥機のドラム内の温度は約100℃になるようコントロールされ、汚泥を発酵に適した水分に調整します。 -
04
発酵槽
発酵槽内は約70℃になるようコントロールされ、撹拌翼で汚泥に十分に空気を含ませ発酵を促進します。 -
05
ペレット
3週間かけて発酵した含水率40%の発酵汚泥は取り扱いやすいペレット状に形成、排出されます。
導入事例/お客様の声CASE STUDIES / TESTIMONIALS
RENTAL
製品導入までの流れFLOW FOR PRODUCT INSTALLATION
まずはお気軽にご相談ください。どのような汚泥を処理するのか、処理方式、汚泥量、運転時間など諸条件をお伺いし、お客様の汚泥やお悩みごとに合った最適な機種を選定いたします。サンプルテストでは、薬品添加量、発酵汚泥の推定含水率などをシミュレーションいたします。仕様や付帯設備などの決定後、製造いたします。お客様の排水処理施設で当社営業マンまたはサービスエンジニアが運転調整を行い、操作方法などをご確認いただいてからお引渡しとなります。